2010年06月23日
アメリカの住宅を見てきた・・・37
ビバリーヒルズの街を訪れて思い出したのは、昔行ったマーケティング調査である。「高級な家」と言うもののイメージを求めて調査を行った。どのような住宅に高級感を持っているかということを調査したのである。
このような調査で一番問題になるのは、その調査方法である。たとえば洋風の家と和風の家とどちらに高級感を感じるかという調査をすれば、当然その結果を測ることはできる。その結果は数値で表されて、なるほど洋風の家はこれくらい高級のイメージがあるのだと表されるであろう。しかし言葉のイメージだけでは、最終的に何がポイントかはわからない。そこでイメージできるような写真をつければ、その写真の選び方によって結果が導引される恐れがある。つまり調査アンケート設計が難しいのである。
この時の調査では、いわゆるテキストマイニングを主眼として実施してみた。つまり文章の内容で調査しようとするものである。
その方法は単純で、「あなたが高級な家だとイメージされる風景やシーンを書いてください。」と言う単純なアンケートである。通常はその後の集計が大変であったり、基準を設けるために50文字以内とかのルールを作ることがおおい。今回の調査は目的がどのような言葉を使いたがるかというところから探ろうとしているので、全く逆で200文字以上を使って書いてもらうこととしている。こうして書かれた文章の中に、どのようなテキストが多く使われているのかを分析しようとするものである。
たとえば、単純な言葉で「広い」系の言葉は、60%の人が使っている。それに対して「高い」系の言葉は20%である。
高級住宅と言って思い浮かべるのは、高さよりも広さに傾向があると言って良い。
ここで、簡単な結論を言っておけば、この調査の他の側面が顕著にビバリーヒルズで感じられたのである。
このような調査で一番問題になるのは、その調査方法である。たとえば洋風の家と和風の家とどちらに高級感を感じるかという調査をすれば、当然その結果を測ることはできる。その結果は数値で表されて、なるほど洋風の家はこれくらい高級のイメージがあるのだと表されるであろう。しかし言葉のイメージだけでは、最終的に何がポイントかはわからない。そこでイメージできるような写真をつければ、その写真の選び方によって結果が導引される恐れがある。つまり調査アンケート設計が難しいのである。この時の調査では、いわゆるテキストマイニングを主眼として実施してみた。つまり文章の内容で調査しようとするものである。
その方法は単純で、「あなたが高級な家だとイメージされる風景やシーンを書いてください。」と言う単純なアンケートである。通常はその後の集計が大変であったり、基準を設けるために50文字以内とかのルールを作ることがおおい。今回の調査は目的がどのような言葉を使いたがるかというところから探ろうとしているので、全く逆で200文字以上を使って書いてもらうこととしている。こうして書かれた文章の中に、どのようなテキストが多く使われているのかを分析しようとするものである。
たとえば、単純な言葉で「広い」系の言葉は、60%の人が使っている。それに対して「高い」系の言葉は20%である。
高級住宅と言って思い浮かべるのは、高さよりも広さに傾向があると言って良い。
ここで、簡単な結論を言っておけば、この調査の他の側面が顕著にビバリーヒルズで感じられたのである。
ビバリーヒルズも結局は外観からしかみていない。この話も、詰まるところは外観に関する内容となる。高い系につながるような「天井」は5%、実は「リビング」も20%強の使用頻度である。
それに対して「広い」と同じように、実は「庭」が60%弱あった。さらに「玄関」に触れている人は、30%強。「門」のことは25%である。これらの門〜玄関〜庭のことを何らかの形で書いている人は、実は70%以上いるのだ。
私たちが高級な家として感じているポイントは、こんな所にあるのだ。
改めてビバリーヒルズで、とってきた写真を眺めてみると良い。日本のように、形式化された門は無いにしても、建物までのアプローチが違う。まさに門〜玄関の豊かさが違うのである。そしてこのアプローチに、自家用車が止められていることはない。だからこそよけいに世俗的にはならない。もちろん敷地が広いからに越したことはないが、日本では敷地が広くてもガレージが見えてしまう。
そしてなによりも、建物を隠すように育った庭木が余りにも豊かである。正直言うと、建物の造りなどどうでも良いのではないかと思う。これまでにも何度も触れてきた、建物は表面上の代物で、偽物でも何でもよい。しかし、歴史を経て育ってきた植物は本物以外のなにものでもない。
悔しいけれども、こんな所に、ビバリーヒルズの真意があるのだと痛感した。
