2010年07月03日

アメリカの住宅を見てきた・・・39

backstreet03 まず一番の景色の違いは、電柱があることだ。それとゴミ箱が並んでいる。
 まさに裏通りである。
 しかし、この裏通りも思った以上に幅員が広い。5m以上ある。
 表通りが住宅展示場のように見えたが、この裏通りもとても見慣れた風景に感じた。それはつまり、日本の一般的な住宅街の通りである。

 本当は絶対に口に出して言いたくないのであるが、懐かしくも感じる。それではあまりにも日本の街づくりが悲惨に感じてしまうので、言いたくないのである。結果的には、日本人は裏通りに住んでいると言うことになってしまう。



backstreet01

 表通りはどんなに整っていて、高級車が並んでいても、裏通りはゴミ収集車が通る道である。メルセデスやBMWやレクサスが走ることはない。従って道路面も荒れている。それで良いのである。

 各住居の塀も道路から直接立っていて、閉鎖的な印象を与える。こうした塀の作り方が、日本の街なみを思い出させるのかもしれない。
 電柱も見れば木製の古い電柱である。しかも傾いたままになっている。この割り切り方が、合理性であるとも感じた。
 
 一通り歩いてみると、実は工事をしている区画が、一つとは言わずに有った。つまり、住宅も変わっているのである。

building




 とにかく古い住宅を大切にすると言う印象が、勝手に有るものだから、建て替えだなどというものは少ないものと思っていた。こうした機会に見ることは無いであろうと。
 おそらくざっと歩いて写真を撮って回ったのが100軒。見渡したのがその倍で200軒程であろう。その中に2軒も工事をしている場所があれば、頻度が多いと感じても仕方がない。

 よくよく考えてみれば、おそらく最初にたてられた風景の時から、これほどバラエティに富んだ家が並んでいたとは思えない。やはり日本と同じように、それぞれの家族が、それぞれのスタイルを求めて建て替えることによって、これだけのバリエーションが揃ったと考える方が自然である。今でこそこれだけ植物が育って目立たないが、ビバリーヒルズだからこそと言えるような、住宅デザインの方向性は全くない。
 安心すると同時に、住宅よりも環境の方が大切であるということを痛切に感じた。もしかしたら、住宅の勉強にはならないのかもしれない。

building_truck その工事現場では、ちょっと日本では考えられない風景を見かけた。一緒に研修に言った人たちもその前を通りながら気づいている風は無かったのだが、私には不思議に思えてしようがなかった。これが、その写真である。

 建物がいわゆる2×4工法であることは明白である。実際に構造体ができあがっているところだ。見るからにも豪邸である。
 問題はその工事現場につっこまれていた、工事車両である。米国らしい車両であることは間違いないが、これがコンクリートミキサー車なのだ。屋根の野地までができあがろうとしているこの工事の段階で、どうしてミキサー車が必要なのだろうか。日本で考えれば、最初の基礎の時にこそ必要であれ、その後に求められることはほとんどない。地下室を作っていてもこんなことはない。
 もちろん、これが一般的な作り方かどうかはわからない。しかし、いずれにしてもわからないことばかりである。

 季節は1月とはいえ、天候にも恵まれ日の光も暖かく。もし許されるのであれば、確かに住んでみたいと思うような街であった。


tariru0127 at 13:07│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!アメリカ住宅視察 | ぶっちゃけの、住宅余話

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